2月18日(土) 快晴 東京都多摩動物公園にて
いつになく大暴れ!
今日は、今年初めて(笑) ユキ親子も写真に収めることが出来ました。 遅くなりまして、申し訳ありません。
早速ご紹介! ・・・でも、掲載しているのは上だけ・・・。だって、今日はいつに無くマユ親子が元気だったので、そっちばかり見てしまいました。





小運動場の奥まったところで、ふたり座っていましたが、奥にいる変な顔になっている子はスピカです。手にあごを乗せてしまって、暇そう?? こちらを見
ているのはカーフです。 何故こちらを見ているかというと・・・。次の写真、エニフが木を陰にしてじっと見ているのですよ。 そのうち、ユキがやってき
て、ガラスのすぐ手前で落ち着いても、しばらく動きませんでした。 ユキのカッコイイ顔を撮り、魚眼でガラスのすぐ前で座っているユキをパチリ。舌がチロ
リと出ていますがご愛嬌。 ユキはしばらくココで落ち着いていましたね。お客さんは大喜びです。 ガラスのすぐそばで雪豹が見られるのですから。
そのうち、子どもたちだけで暴れ始めて、↑右のような有様(笑) ひっくり返って頭をつかんでいます。
↓左は毛づくろいしているカーフです。 こちらを見て毛づくろいのなんと変な格好か、足が変に横にあるので、この写真を撮った瞬間、笑ってしまいました。 最近では一番変な写真になりましたね。



一方、大運動場ではマユ親子が岩の上にいて、アクバルが天井の金網に爪を引っ掛けて、ぶらぶらしていました。そんな様子を無視するマユとシリウス。 な
んか変な光景ですね〜。 そんな兄弟がふと見せた横顔。奥で頭が低いのがシリウス、手前で普通に座っているのがアクバルです。何を見ているのかな? と、
しばらく見ていたのですが、次の瞬間、こんな顔を見せたアクバルくん。
ココをクリックしてみてください。







ここで、魚眼の本領発揮! 格子にカメラを接近させて、間近にいたマユと撮りました。これは何??と言うような顔で不思議そうに見つめてくれましたよ。
この日のアクバル、シリウス兄弟は、いつに無く常に元気に遊んでいて、siroさんがちょっとオーバーワークになりそうと心配するほどはしゃぎすぎてい
ました。仲良く水を飲んだり、爪とぎ棒をよじ登り、岩と天井の金網の隙間に入り込み、裏の運動場を覗き込んだり、金網によじ登ったりと、本当に見て飽きな
い状態でした。
↑右3枚は、アクバルが魚眼に気づいて釣れてくれたシーンです。カメラの存在に気づくアクバル。ささっとやってきて、一緒に遊んでくれました。ただ、爪
でレンズを傷付けられたくないので、少し離したのですけどね♪ ただ、↑右の通り非常に鋭い爪を持っているので、手は出さないでね。かじられるから!!



↑
左は、シリウスのダッシュ! 尻尾がまっすぐになったので、スッパリ切りました。 あちこち寄り道して、再び雪豹舎に戻ってみると、なにやら小さな小川に
かかる石の下に入ろうと、ガシガシがんばっているのでした。 何をやってんだろと、シリウスがやってきて、つんつんいたずらを仕掛けるのですが、本気で
怒って噛み付いています。・・・ちょっと痛そうなシリウス。その後も、石の下をテシテシしたり、もぐりこんだりと、本当に一生懸命になっているアクバル。
よく見てみると、草が生えていたのですね。 その草を取ろうとがんばっていたようです。 そんな熱中も治まり、カッコイイ顔をしているアクバルくんです
が、
ココをクリックしてみてね。 またまたこの写真を見たとき笑ってしまいました。 何ともおちゃめな顔をしてくれます!!
なんだか、ユキ親子がとっても少なくなってしまいました。 今度は、ユキをメインにしたい!
2月15日(水) 曇→雨 コスモス青山にて
(特別編)エンリッチメント大賞2005発表会
市民ZOOネットワークが主催するエンリッチメント大賞は、動物園の環境(動物たちがより幸せに暮らせる環境作り)、飼育担当者の応援、一般市民の動物園、水族園に対する意識を高めることを目指している。と市民ZOOネットワークより。
そのエンリッチメント大賞2005は、「飼育担当者部門」「飼育施設部門」「来園者施設部門」「特別賞」の4部門。
うち、多摩動物公園は
飼育担当者部門(福田愛子さん)と、
飼育施設部門(オランウータン舎の「スカイウォークと飛び地」)を受賞しました。
(来園者施設部門は千葉市動物公園の「かんさつシート」、特別賞は上野動物園の「屋外展示」です)
今回、飼育担当者部門受賞者の多摩動物公園の雪豹、オランウータンを担当されている福田愛子さんをゲストに、多摩の雪豹た
ちを紹介されるとの事でしたので、市民ZOOネットワークの会員ではありませんが、アタクシも参加させていただきました。
会場に到着してみると、ちょうど始まったところでした。 あれれ、いつも多摩で出会うみなさんも来ていたようです。
エンリッチメント大賞の概要については、
市民ZOOネットワークよりご参照ください。
福田さんのほか、オランウータン舎、シフゾウ舎など担当されている飼育係さん
(みなさん掛け持ちで担当されています)も駆けつけて、みなさん一緒に表彰されました。 毎日動物たちをお世話して、本当に大変な苦労をされていると思います。おめでとうございます!
表彰を終え、いよいよ福田さんによる雪豹の紹介です。 配られた資料には、Oさんとアタクシの写真が使われていました。 昨年、2005年は、雪豹の赤
ちゃんが5頭も生まれました。 世界中でも数が少ない雪豹です。しかもパパは元々野生。 2003年に生まれたマイ、ミュウ姉妹と併せ、7頭の子どもたち
は、大変貴重な存在です。 でも、家系上では、ヨシダ・ミユキ一族なんです。 このままでは、数年後、今の大人たち・・・ミユキやシリー、シンギズが亡く
なった後、日本にいる雪豹はみんなヨシダやミユキの家系になってしまい、子どもを作ることが出来なくなります。
そこで、別の家系になる「シリー」の登場です。 出来るだけ日本国内の雪豹の家系を存続させるため、シンギズとシリーとの間に何とか子どもを産ませたいと、現在ペアリングを行っております。 実は、こんなに切迫していたなんて、あまり自覚がありませんでした。
福田さんも、着任当時には、ただ親族に当たらないそれぞれをペアにすれば良いと思っておられたようですが、全く違うと園の先輩方からアドバイスがあったようです。
こ
こから科学の領域になるのですが、近交係数や、血縁占有度など、難しい言葉が出てきました。 近交係数とは、近親交配の程度を示す指数で、この単位が
「0」に近いほうが良いのです。 そうしないと、「近交退化」という問題が起きるようです。近交退化とは、生存率の低下、繁殖能力、発育の問題など、種の
存続に支障がでるそうです。
また、創始個体の血縁占有度を均等にして産ませるか、その点も近交係数の低下につながるため、良いとされているようです。
そこで、「血統管理ソフト」なるヒミツヘイキがあるようで、それぞれ登録した個体名から、指数を導き、もっとも重要なペアを探した結果、多摩の雪豹、シンギズくんのお相手として、「ユキとシリー」に来てもらったそうです。
今、ヨシダ・ミユキ家系は増えすぎたため、いわゆる繁殖制限をかけている
状態だそうで、シリーの子ども誕生に期待が集まっているようです。また、海外からの別家系を導入しないと、このままでは日本から雪豹がいなくなるようなこ
とを仰っていました。 これは、昨年円山動物園の雪豹血統管理をされている方が仰っていたことと一致します。 (ヨシダの家系は、海外では貴重なんです)
ヨシダ家系と異なる別の家系になる次世代のホープは、浜松のビアンカ(メス)になるそうですが、今後は日本国内の雪豹飼育頭数をもっと増やし、また、飼育園館も増やさないと、雪豹を順調に増やせる状況に出来ないと仰っていました。
また、このような調査をプライベートの時間にも行っていたそうで、一同は改めて飼育係の大変さを実感したのです。
なお、現在多摩にいる雪豹は10頭。 雪豹それぞれが寝るお部屋は8。 2頭分足りません。 このままでは良くないため、子どもたちをどこかの動物園に移動してしまうかもしれません。 また、
シンギズくんは国際血統登録の第1位に位置している、
世界でもっとも貴重な雪豹で
す。 シンギズ家の子どもを増やすため、多摩の雪豹舎をさらに拡充、大型化が必要と仰られていました。 アタクシは、この計画に賛同いたします。 ただ、
どうやれば大きく建て替えが出来るか・・・。 寄付を行うほかは、都知事、WWF、環境省、宝くじ協会、はたまた、シンギズくんがいたカザフスタンにも陳
情したほうがいいか・・・など、色々考えてしまいました。
話を変えて、飼育係さんは、雪豹の子どもが生まれて25日目にして、その姿を確認できたそうです。 それまでは鳴き声は聞こえるけど、姿は見えずだったそうです。 ただ、
あまり鳴き声が聞こえないほうが順調に育っている証だと仰られました。 さて、何故でしょう??
正解は、赤ちゃんがずっと鳴き続けると言うことは、お腹が空いているということ。 「母親が授乳させないか、お乳が出なくなった事につながるため」 だそ
うです。 そこで、いつでも人工保育が出来るよう、準備を整えていたそうです。 でも、ユキ、マユは初産にも関わらず、とても上手に育てたそうで、ほっと
されたみたい。
赤ちゃんには、ネコの病気を防ぐため、時々ワクチン接種を注射するそうで
す。 なんと、多摩の雪豹舎前にも、野良猫が出るそうで、そこから病気にならないためなのですが、その時は細心の注意を払い、人間の匂いが赤ちゃんに移ら
ないようにしたそうです。 獣医さんも他の方も手袋をはめ、母親のおしっこを手袋につけてから、子どもをバケツに入れて、体重測定など行い、終了したら子どもをさらに母親のおしっこで濡らしたりして母親の匂いを強くさせたそうです。そうしないと、もし人間の匂いや、別の雪豹の匂いがついてしまうと、その子を噛み殺してしまうことがあるとの事。
ストレスが無いように快適に暮らしていけるよう、ダンボールやブイ、竹筒などのおもちゃをあげて、常に動物を気にかけている飼育係さんのお話でした。
ここで紹介したのはほんの一部ですが、それは本当に貴重なお話が聞けて、本当に良かったです。 今回は写真がありません。文章だけでどうもすみません。
2月5日(日) 快晴
東京都
多摩動物公園にて
アクバル釣り♪
見事に晴れて雲ひとつ無く、さらに風も少ない今日は、本当に最高のお出かけ日和。多摩動物公園もこの時期にしては、たくさんのお客さんでにぎわっていました。





雪豹たちは、シンギズとシリーが再び同棲。・・・同棲とは言い難いくらいの家庭内別居(笑) ↑左の手前はシリーです。なぁに? て言うような顔つきで
こちらを見てくれました。 奥にある岩の上には、シンギズくん。 おや、あくびをしていますね。口から出た息が白く見えています。
この頃から知っているみなさんが続々と到着し、みなさんとご挨拶。 一方、大運動場はいつものマユ親子。 シリウスがかわいい格好で岩の上にいました。 爪とぎをしているのはアクバル。お手手が大きいです。



小運動場に行ってみると、シリーが部屋の中を見て固まっていました。何を見てんだろ? と思ったのですが、反対側にも覗く姿が。金網を通して反対側が見えていたのですね。金網の映り込みが激しく、写真は撮れませんでしたが、反対側には、マユが同じく固まっていました。
そんな様子も気にすることなく、シンちゃんは丸くなって寝ていましたけど、ふいと頭を上げてじっとこちらを見てくれました。





↑左の写真はシリウスですが、まるでシンギズを見ているように錯覚しました。 昨年、子どもが公開された頃はアクバルが似ているかな?と思ったのですが、
いやいや、シリウスも貫禄が出てきました。 アクバルは・・・たまたま格子のすぐ近くにいたので魚眼レンズで接近撮影を試してみたところ、ものすごく興味
を持ってくれて、遊んでくれました。でも、爪が鋭いですよ〜〜!
まだまだ寒い多摩ですが、梅の花のつぼみがだんだん膨らんでいました。 春は確実に近づいていますね♪